3冠馬で始まり7冠馬で終わる。しかし…、

ディープインパクトが前年有馬記念ハーツクライに負けて始まった2006年。
昨年の有馬記念で感じた「信頼の崩壊」は秋競馬につきまとった。
それはディープインパクトとて例外ではなかった。


ディープインパクト天皇賞宝塚記念ジャパンカップ有馬記念を勝って7冠馬となり引退。
国内では5戦5勝の完璧な成績だが、凱旋門賞は勝つことができなかった。
2冠馬メイショウサムソンは3冠ならず、その後低迷。
高松宮記念を勝ったオレハマッテルゼも、京王杯SCを勝った後は大不振。
最強牝馬の座へ駆け上がってきたカワカミプリンセスエリザベス女王杯降着
ダート最強カネヒキリも故障による休養。
我々は現役王者をほとんど失った状態で2007年を迎えなければならないのだ!


その中でダイワメジャーは一筋の光明か?
有馬記念で見せたパフォーマンスは状態さえ良ければ長距離以外は勝負になりそうだ。
ドリームパスポートは、無事ならば悲願達成も近そう。


後は新鋭。
2歳チャンピオンの2頭、ウォッカドリームジャーニー
ダートの新星アロンダイト
これらは楽しみだがこの先しぼんでいく不安もある。


つまり、先の分からない2007
ディープインパクトの抜けた穴は大きい。
それほど彼の残したインパクトは大きい。